
はじめに
こんにちは、ズボラ主婦まるです。
「片付けたい」「スッキリ暮らしたい」
そう思っているのに、なぜか物が減らない…。
その原因が、“捨てられない気持ち”にあると気づいたのは、
何度も何度も失敗してきたからでした。
使っていないもの。
もう着ない服。
でも捨てる決心がつかない。
そんな自分に、
「どうして捨てられないの?」「私って片付け下手…」と
責める気持ちがどんどん強くなっていったこともあります。
だけど、ある日ふと思ったんです。
“捨てる”と“とっておく”の間に、選択肢があってもいいんじゃないか?
そうして生まれたのが、私の中の“保留ボックス”という考え方。
今回は、「どうしても捨てられない」気持ちに寄り添うための“逃げ場”として、
私が取り入れている保留ボックスについてお話しします。
あなたがもし、片付けに挫折しそうになったら、
今日の記事がそっと背中を押す存在になれたらうれしいです。
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捨てたいけど、捨てられない理由
「1年以上使ってないなら捨ててOK」
「思い切りが大事!」
そんな言葉に背中を押されて、
いざ断捨離!と意気込んだものの…。
結局、手が止まってしまうことってありませんか?
私の場合、こんな“捨てられない物”がよく出てきます。
- 子どもが描いたイラストや工作
- 昔の手紙やバースデーカード
- 旅行先で買ったお土産
- まだ着られるけど好みじゃない服
- 高かったけど使いこなせなかったキッチングッズ
- かわいかった紙袋や空き箱
頭では「いらない」とわかっていても、
心のどこかで“もったいない”とか“思い出があるし…”って声が聞こえてくる。
そして、無理に捨てようとして後悔した経験もあるから、
余計に慎重になってしまうんですよね。
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「捨てられない=ダメ」ではない
SNSでは、片付け上手な人が
「何もないミニマルな部屋」で生活しているのをよく見かけます。
それを見るたびに、
「私って甘いのかな…」「やっぱり捨てなきゃダメなのかな」って、
落ち込んでしまうこともありました。
でも最近はこう思うようになったんです。
「捨てられない自分も、ちゃんと受け入れてあげよう」
人にはそれぞれ、物への思いやストーリーがある。
だから、他人のペースで無理に捨てる必要はない。
そう思えるようになってから、
片付けが“自分のための時間”になった気がしています。
“とりあえずBOX”と“保留ボックス”の違い
私は「とりあえずBOX」も愛用しています。
でも、それと“保留ボックス”は別物なんです。
とりあえずBOXは、
日常で一時的に置き場が決まらないモノ、
たとえば「郵便物」「持ち帰った買い物袋」「急ぎじゃない手紙」などをポイッと入れる場所。
一方、保留ボックスは、
捨てようかどうしようか“迷っているモノ”のための仮置きスペースです。
とりあえずBOXは回転率が高く、
数日以内に中身が整理されるのが理想。
でも保留ボックスは、数週間〜数ヶ月、
あえて“判断しない時間”を作る場所なんです。
なぜ“判断しない”ことが大事なの?
捨てるって、意外とエネルギーが要りますよね。
・本当に使わないか? ・後悔しない? ・高かったのに… ・誰かに申し訳ない気がする…
そういった感情がごちゃまぜになると、
脳が「判断疲れ」を起こして、
結局なにも進まないことがよくありました。
そんなとき、
「今は決めない」という選択肢があると、気持ちがグッとラクになるんです。
私の保留ボックスの使い方ルール

保留ボックスは、家の中に1ヶ所。
私は無印良品の蓋付きボックス(A4サイズ)を1つ使っています。
入れてOKなもの
- 捨てたいけど、罪悪感があるもの - もらいものだけど使っていないギフト - 思い出があるけど使っていないモノ - 高かったけど全然使ってないグッズ
入れないルール
- ゴミ同然のもの - すぐ処分が決まるもの(壊れている等)
「迷っているもの」だけを入れるのがポイントです。
さらに、私は付箋に日付を書いて貼っておきます。
「〇月に見直す」と決めておくだけで、
自分の中で期限を意識できるんです。
家族の分もあると便利!
子どもにも小さな保留スペースを作りました。
「これ、もう使ってないかも…でも捨てるのはイヤ」
そんなおもちゃや文具を自分で入れられるようにしたら、
お片付けのハードルがぐんと下がったんです。
保留ボックスは、「今すぐ決めなくていいよ」っていう
心の逃げ場を作ってくれます。
“逃げ場”があると心がラクになる
たとえば、私はある日、
古い手紙の束を手に取って、
「読み返すこともないし…でも捨てるのもなぁ」と思って、保留ボックスへ。
2ヶ月後、あらためて見直したら、
「今ならもう大丈夫」と思えて手放せたんです。
またあるときは、
子どもが工作で作った段ボールハウス。
飾ってはいるけどホコリが気になっていたので、
保留ボックスに一時避難。
その後写真に撮ってから、気持ちよく手放せました。
時間が経つと、不思議と“執着”がゆるむこともあるんですよね。
おわりに|“保留する”というやさしさ

片付けって、“決断の連続”なんですよね。
でも、毎日がんばっている私たちにとって、
「今すぐ決めない」って、実は大事な選択肢だと思うんです。
捨てられないのは、
モノへの優しさや、過去の自分への思いだったりする。
だからこそ、
無理に捨てなくていい。逃げ場があっていい。
保留ボックスは、
「もう少し気持ちを整理したい」と思うあなたの、
心のよりどころになってくれるはずです。
焦らず、比べず、自分のペースで。
完璧じゃなくていい暮らしを、一緒に目指していきましょうね。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。