“とりあえずBOX”で、片付けのハードルが下がった!ズボラ主婦のゆる収納術

今回は、片付けが苦手でも家がなんとなく整って見える「とりあえずBOX」について、私の実体験も交えながら詳しく紹介していきます。

「片付けなきゃ」が口グセだったあの頃

私は元々、整理整頓が本当に苦手でした。

結婚して、子どもが生まれて、ワンオペ育児と仕事に追われるようになってからは、片付けなんて後回しが当たり前。

だけど、部屋が散らかっていると心までざわざわしてくる。 帰宅して目に入るのは、ダイニングテーブルの上に積まれた紙類、床に散らばったおもちゃ、洗濯物の山…

片付けようと思っても、どこから手をつけていいかわからず、 気づけば「また明日でいいや」と先延ばし。

そうこうしているうちに、「私って、ほんとにダメな母親かも…」と自己嫌悪が積もっていきました。

救世主「とりあえずBOX」との出会い

そんなある日、Instagramで見かけた投稿が目に止まりました。

「片付けられない主婦が“とりあえずBOX”で部屋スッキリ」

“とりあえず入れるだけ”って…それってただのごちゃ置きじゃない?と思いつつ、 私の脳内には雷が落ちたような衝撃が。

「私に必要なのは、完璧な収納じゃなくて“逃げ場”だったんだ」

その日の夜、家にあった無印のカゴをひとつ空け、ソファ横に「とりあえずBOX」と紙を貼って設置。

「床に落ちてるもの、全部この中に入れてOK」というルールを自分に与えたのです。

それだけで、なぜか気持ちが軽くなった

とりあえずBOXを置いてみて、私は驚きました。

目に見える“散らかり”がなくなるだけで、部屋が広く感じるし、何より自分の心に余白ができたんです。

それまでは「きちんと仕分けしなきゃ」「これはこの棚に」「子どもにもわかるように」… とにかく「ちゃんとしなきゃ」に縛られていた私。

でも、BOXひとつ置いただけで、 片付けを“終わらせる”のではなく、“保留にする”という選択肢が生まれた。

これって、片付けが苦手な人間にとって、ものすごく大事なことだったんです。

とりあえずBOXの実際の使い方(我が家の例)

【リビング】

・おもちゃ、マンガ、文房具、紙くず、読みかけの本

子どもが寝たあとに床に散らばっているものを、ぜんぶひとまとめにポン。

【キッチン】

・レシート、回覧板、未整理の食材、献立メモ

食事の準備前にキッチンが片付かないときは、全部このBOXに逃がします。

【玄関】

・マスク、アルコール、帽子、通園グッズ

帰宅後、手荷物を一時的に預ける場所にしています。

【脱衣所】

・洗濯機に入れ忘れた服、乾いたけどたたんでいないタオル

「すぐにやらなきゃ」と思ってたことが、BOXひとつで一時保管できて助かっています。

とりあえずBOX導入後の“予想外の変化”

最初は「片付けができない自分への妥協策」だと思っていたこのBOX。

でも使っていくうちに、驚くような変化がいくつも起きました。

1. 家族が自主的に片付け始めた

「ここに入れたらいい」と視覚的にわかることで、 小学生の息子が自分からおもちゃを片付けるように!

夫も、「これはどこに置けばいい?」と聞いてこなくなり、 「とりあえずBOXあるからそこに入れといたよ」と言ってくれるようになりました。

2. 掃除のハードルがぐっと下がった

散らかった状態だと、掃除機をかけるのも面倒になりますよね。

でも、床にあるものをBOXに入れるだけで、一瞬で掃除OKな状態に!

私は週末だけロボット掃除機を動かすのですが、 その前に「拾ってBOXへ」が習慣化されて、とてもラクになりました。

3. 片付けに対する罪悪感がなくなった

これが一番大きかったかもしれません。

片付けきれていない状態でも“仮に整ってる”と感じることで、 「私ってちゃんとできてない…」という自己否定が減りました。

今は、「それでも生きてるだけでえらい!」と自分に言えるようになったんです。

とりあえずBOXを続ける3つのコツ

① BOXのサイズは“大きすぎない”を選ぶ

あまり大きいと、「なんでも突っ込んでしまえ」になってしまい、 結局ゴミ溜めBOXになってしまいます。

20〜30L程度のかご or 折りたたみコンテナがちょうどいいです。

② 中身は“定期的にリセット”

私は毎週日曜夜に「仕分けタイム」を設けています。 Netflix見ながら、飲み物片手にゆる〜く整理する時間。

楽しくやる仕掛けを作ると、続けやすいです。

③ 「BOXに入れたら終了」ではなく「整えるための一時ステップ」

これは気をつけているポイントです。

とりあえずBOXは“永遠の墓場”ではありません。

あくまで“一時置き場”と割り切って、 週に1回、中を見直すだけでOK。

「やろうと思ったときにできるようにしておく」ための仕組みとして使っています。

実体験からわかったこと:「ズボラ」は、工夫でカバーできる

私は本当にズボラで、めんどくさがりで、几帳面なママ友と比べて落ち込むことも多かったです。

でも、今は胸を張って言えます。

ズボラでも、暮らしは整えられる。

それには、「できない前提で考えること」「失敗してもまた戻れる仕組み」をつくることが大事なんだと気づきました。

とりあえずBOXは、まさにその象徴。

できないときに頼れる居場所があるだけで、人はちょっと優しくなれます。

まとめ:とりあえずBOXは、ズボラに優しい魔法の道具

片付けって、本当は「やらなきゃ」じゃなくて「自分の心を整える時間」なんだと思います。

でも、そんな余裕がない日もある。

そんなとき、「とりあえずここに入れておこう」と思えるBOXがあるだけで、 家も心も“今よりちょっとマシ”になる。

ズボラって、だらしないことじゃない。

ズボラは、工夫の天才なんです。

あなたも、ぜひ一度「とりあえずBOX」導入してみてください。

そこからきっと、「完璧じゃなくてもいい」と思える暮らしが始まります。

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