
はじめに|朝のお弁当づくり、しんどくないですか?
朝って、本当に戦場ですよね。ズボラ主婦のまるも、何年も「朝ごはんの準備+お弁当づくり+洗濯+自分の身支度」で毎朝ヒーヒー言ってました。特に一番つらかったのが、「お弁当づくり」。
私の娘は毎日学校にお弁当を持っていくのですが、最初はとにかく“ちゃんとしたもの”を作らなきゃと気負ってました。卵焼きも焼きたてじゃなきゃダメ?彩り3色必要?冷凍食品だけって手抜き?…そんなことを考えてるうちに、気づけば毎朝がいちばん余裕のない時間になっていました。
そしてある朝、寝坊してしまい、「冷凍ごはん+冷食コロッケ+ブロッコリー+ミニトマト」を詰めただけのお弁当を持たせたんです。すると娘が帰ってきて一言、「今日のお弁当、めっちゃラクで美味しかった!あれでいいよ~」。
……えっ!?それでよかったの?私は心の中で思わずガッツポーズ!
その日を境に、“作る”から“詰める”にお弁当スタイルをチェンジ。冷凍ストックを活用して、朝たった5分で完成する弁当ルーティンを作り上げたんです。
ズボラ式・朝5分弁当の全体像とは?
私の朝は、起きてから20分で全部終わるように設計されています。その中でもお弁当は「5分」。本当にそれでできるの?と思われるかもしれませんが、準備を前もってしておけば余裕です!
必要なのは、3つの“仕込み”。
- 週末の冷凍おかず作り置き(または市販冷食)
- 冷蔵庫内の解凍スケジュール(前夜に冷蔵室に移すだけ)
- ごはんの冷凍ストック管理(1膳分ずつラップ)
このルーティンを作ってしまえば、包丁も火も不要。洗い物も少なく、朝のイライラが激減!心の余裕が増えたおかげで、娘との朝の会話もぐっと増えました。
作り置き3種の神器|私が愛用しているベースおかず
弁当ストックといえば“冷凍おかず”。でも、全部手作りじゃなくていいんです。ズボラなまるが実際に使っている「三種の神器」はコレ!
1. 冷凍おかず(自家製+市販のミックス)
たとえば、鶏そぼろ、卵焼き、きんぴら、ひじき煮、冷凍ブロッコリーなど。週末に1時間もかけずに、5品ほど作って冷凍保存します。
ポイントは、シリコンカップや製氷皿などに小分けして、1食分ずつ冷凍しておくこと。こうしておけば、朝に“選ぶだけ”でOK!
2. 味付き冷凍肉(焼くだけ・炒めるだけ)
鶏むね肉や豚こま肉に下味をつけて、ジップ袋で平らにして冷凍。朝、フライパンに放り込んで焼くだけ。たった3分で立派なメインに!
例えば:
- しょうゆ+みりん+しょうがで「照り焼き風」
- ケチャップ+ウスターで「簡単デミ風」
- 塩麹だけで「ふっくら塩焼き」
3. 冷凍野菜(カット済み・彩り用)
ブロッコリー、いんげん、枝豆、カボチャ。これらはすべて冷凍庫に常備しています。
自然解凍でOKなものが多く、隙間を埋める救世主。冷凍庫にあるだけで心強いんですよね。
“ズボラ的・作り置き生活”で得た3つの変化
「作り置きなんて面倒くさい」と思っていた私ですが、今では週末のストック作りが習慣になりました。それで得られた変化がこちら。
- 時間の余裕が増えた
朝5分でお弁当が完成するので、洗濯の時間が確保できるように。 - 食費が減った
市販の冷食だけに頼らず、安い食材をまとめて使えるので経済的。 - 娘との会話が増えた
「今日のお弁当、〇〇入ってた!」「今週の卵焼き、ちょっと味違う?」など、お弁当が親子の会話のきっかけに。
ズボラだからこそ、習慣化すれば勝ち!
最初はちょっとだけがんばって、あとは“手を抜く”工夫をしていきましょう。
ズボラ弁当の鉄則|“3色あれば合格!”の彩りバランス

お弁当って、見た目も大事。とはいえ、毎朝ちゃんと赤・緑・黄色をそろえるなんてムリ!…と思ってた私。でも、冷凍ストックがあればこれが意外とカンタンなんです。
ズボラ主婦まるが実践しているのは、“3色ルール”という超シンプルな法則。
「赤」「緑」「黄色」さえそろえば、それっぽく見える!という、ズボラのための視覚マジックです。
赤:元気カラーで食欲アップ
赤のおかずって、けっこう便利。市販のミニトマトをそのままポンッと入れるだけで、すごく鮮やか。
時間があるときは、にんじんをスライサーで薄切り→レンチン→バター&砂糖でにんじんグラッセにして冷凍保存しています。
緑:栄養&ヘルシー感の演出
冷凍ブロッコリーは、私にとって欠かせない優秀食材。自然解凍でも、チーズをかけてレンチンしてもOK。
さらに、ほうれん草のおひたし(冷凍可)や、いんげんのごま和えなどもおすすめです。
黄:“お弁当感”が急上昇する魔法の色
卵焼きって、なんだかんだで弁当の主役級。甘くても塩味でも、ちょっと入っているだけで豪華に見えます。
まるの場合、週末に5〜6個分をまとめて作って冷凍。朝に解凍するだけでOK!冷凍しても、味も食感もほとんど変わらないから安心です。
こうして、色で“なんとなく栄養バランス良さげ”に見せるのがコツ。実際、娘も「わぁ!今日のはカラフルでかわいい~」と喜んでくれました。
朝5分でできる!私のリアル詰めるだけ弁当ルーティン

では、実際の「朝5分ルーティン」をご紹介します。リアルなまる家の朝です。
AM6:30 起床&レンチン開始
- 冷凍ごはんを600Wで2分加熱
- 冷蔵室に移しておいた冷凍おかずを3品レンジで加熱(1分30秒)
AM6:33 弁当箱に詰める
- ごはんの上に鶏そぼろをかける
- メイン(例:ミニハンバーグ)を詰める
- 副菜(卵焼き、ブロッコリーなど)を配置
AM6:35 完成&片付け
- 使ったのはレンジと弁当箱だけ。洗い物は1つだけ!
まさに、“火を使わない”革命。子どもが寝ている間にススッと作れて、朝の時間に余裕が生まれました。
ちなみに、この方法を取り入れる前は、朝にフライパン出して、包丁出して…と本当に面倒でした。その頃の私は、いつも朝から疲れてました。
でも今では、娘に「お弁当、今日もありがとう!」と言ってもらえた上に、コーヒーを飲む時間まで確保できてるんです。
おすすめ冷凍おかず5選|レンチンで完成!
「何を作ればいいかわからない…」という方のために、まるのヘビロテ冷凍おかずをご紹介します。全部まとめて週末に作って、小分け冷凍しておけば、1週間安心!
1. 鶏そぼろ
材料は鶏むねひき肉・しょうゆ・みりん・砂糖・しょうがだけ。汁気が飛ぶまで炒めて、シリコンカップに小分けして冷凍。ごはんにのせれば娘も「これだけで幸せ〜」と大喜び!
2. 卵焼き
甘い派?しょっぱい派?うちは娘が甘い卵焼き好きなので、砂糖多め。焼いたらしっかり冷まして、1切れずつラップ→冷凍。自然解凍でもふんわり美味しい!
3. ほうれん草のおひたし
下茹でして水気をしっかり絞り、かつお節+しょうゆで味付け。1口サイズに分けて冷凍しておくと、スキマ埋めに超便利。
4. ひじき煮
にんじん・油揚げ・ひじきを一緒に煮て、1食分ずつ製氷皿に詰めて冷凍。レンチン後はそのまま弁当箱へGO!
5. ミニハンバーグ
週末にまとめて作って冷凍するのが定番。時間がないときは市販の冷食でもOK!冷凍のままレンチンでジューシーになります。
※冷凍前は、粗熱をとってから保存するようにすると安心です。水気が多いと霜がつきやすくなったり、触感が変わることがあります。
1週間の弁当スケジュール例|「詰めるだけ」でここまでできる!
実際にまるが作っている、1週間の“詰めるだけ弁当”例をご紹介します。
曜日 | メイン | 副菜1 | 副菜2 | 彩り |
---|---|---|---|---|
月 | ミニハンバーグ | 卵焼き | ほうれん草のおひたし | プチトマト |
火 | 照り焼きチキン | ひじき煮 | ブロッコリー | にんじんグラッセ |
水 | 鶏そぼろ丼 | 卵焼き | いんげんのごま和え | 冷凍パプリカ |
木 | 豚肉の塩麹焼き | かぼちゃ煮 | ミックスベジ | プチトマト |
金 | ミニハンバーグ | 卵焼き | ひじき煮 | 枝豆 |
「えっ、こんなにできるの!?」とびっくりされますが、実際の作業は週末の1時間+平日朝5分ずつです。
読者さんからの質問にお答え!まるのQ&A
Q:冷凍すると味が落ちない?
A:気になるほどではありません!コツは水気を飛ばすこと。炒め物・煮物はしっかり水分をとばしておけば、解凍後の水っぽさを防げます。
Q:冷凍庫がすぐパンパンになる…
A:私も以前そうでした。今はシリコンカップ+ジップ袋で平たく保存、種類を詰めすぎず、常に3〜5品に絞ってます。
Q:子どもが野菜を嫌がるんですが…
A:「チーズをかけてレンチン」「小さいサイズでカップに分ける」と食べやすくなります。うちも最初はブロッコリー拒否でしたが、チーズをのせたらパクパク食べてました!
終わりに|“がんばらない”から、毎日続く
昔は、「愛情=手間をかけること」だと思っていました。でも、今は“続けられる”ことのほうが、家族にとってありがたいと感じています。
娘にとっても、「毎日ちゃんとお弁当がある」ことが、何よりの安心感になっているようです。
だから私は、ズボラでOK!冷凍でOK!と胸を張って言います。手間をかけなくても、ちゃんと愛情は届いてる。
さぁ、あなたも今日から始めてみませんか?週末30分の仕込みで、朝がうんとラクに、笑顔の1日が始まりますよ!