
はじめに
こんにちは、ズボラ主婦まるです。
「片付けなきゃ」「ちゃんと収納しなきゃ」って、思っていませんか?
私もそうでした。
SNSや雑誌で“理想の収納”を見るたびに、
「ちゃんとしなきゃ…」というプレッシャーに襲われていました。
でも、やればやるほどしんどい。
きれいに並べてもすぐ崩れてしまう。
見た目を気にしすぎるほど、片付けることがちょっと重たく感じていました。
気づいたんです。 私に必要なのは、“完璧”じゃなくて“続く”収納だったって。
それからは、むしろ“やらない”ことをルールにすることで 家も気持ちもスッキリし始めたんです。
この記事では、そんな私の経験から学んだ 「やらない収納ルール」5つをご紹介します。
検索から来てくださった方の中には、 「収納 苦手」「片付け 続かない」「整理整頓できない…」と悩んでいる方も多いはず。
“ラクしても大丈夫”って思える片付け方を、 一緒に見つけていきましょう。
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ルール1|“きれいに並べる”をやめたら戻しやすくなった

SNSやテレビで見る収納って、 どれも美しく整列されていて、見た目が完璧ですよね。
でも、実際の生活ってどうですか?
食器をしまうとき、 パントリーに買ってきた缶詰を入れるとき、 靴下や下着を引き出しに戻すとき…
「向きを揃えて戻す」のって、毎日やるのはムリ!
私の場合、きれいに並べてもすぐグチャグチャ。 結局「整えるための収納」が、 “しまいにくさ”と“イライラ”を生む原因になっていました。
そこでやめたのが、「並べること」へのこだわり。
今では、ざっくりエリア分け収納にしています。
- 下着類は「投げ込みBOX」にざっくり収納
- 乾物は「白いカゴ」に種類関係なくまとめて入れる
- 食器は「とにかく入ればOK」引き出し方式
一見雑に見えるかもしれませんが、 出すのも戻すのもスムーズになって、 家族も私も、気づけば気持ちにゆとりが生まれていました。
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“整列収納”にこだわっていた頃の私
「整っている=片付いている」という思い込みが強くて、 扉を開けるたびにグチャグチャになっていると落ち込んでいました。
家族が使うたびに向きがバラバラになるのが許せず、
夜中にひとりで並べ直したりもして…。
でも、それって私にしかわからないこだわりだったんですよね。
「キレイに並べたい気持ち」と「続けられるラクさ」、 どちらを優先するかを考えたとき、私は迷わず後者を選びました。
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並べない収納のメリットまとめ
- 子どもでも片付けられるようになった
- 時短になって、朝のバタバタが減った
- しまい忘れや入れ忘れが少なくなった
並べるのをやめたことで、“使いやすさ”が一気にアップしたんです。
ルール2|ラベル管理をやめたら家族も片付けられるようになった

収納グッズをそろえたら、 「次は中身をラベリングしてわかりやすくしなきゃ!」 そんなふうに思ったこと、ありませんか?
私も以前は、100均のテプラ風ラベルや手書きタグを使って、 細かく中身を分類していました。
例えば:
- 調味料棚 → 「料理用/お菓子用/粉物/だし類」
- 文具棚 → 「はさみ/のり/テープ/ふせん」
- 冷蔵庫 → 「朝食用/調理中使用/作り置き」
最初は気持ちよく整っていたけど、 数週間後にはラベル通りに戻すのがめんどうに…!
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ラベルのルールが増えるほど、片付けが“仕事”になる
決まった場所に戻すには、「考える時間」と「手間」が必要です。
特に私のようにズボラ気質だと、 使ったあとに考える余裕がなくなるんですよね。
ラベルに合わないものは「どこに入れればいいの?」と迷うし、 新しいアイテムを入れようとすると、またラベルを作らなきゃ…
片付けるたびに“判断”が必要になる収納は、続きません。
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ラベルをやめて透明ケース&ざっくり分けに変更!
私が今使っている収納スタイルはとってもシンプル。
- 中身が見える半透明ケース
- 大まかにジャンルごと(「文具」「工具」「乾物」など)
- ラベルは貼らない or 1つだけ「○○類」と表示
これだけで、何がどこにあるかパッとわかるし、 家族も「なんとなくここに入れればいいんだな」と感覚で覚えてくれます。
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家族が片付けに参加しやすくなった
以前は、私しか収納のルールを把握していなかったので、 家族は「どこに戻せばいいかわからない…」状態でした。
でも今は、誰でもわかる・入れられる収納に変えたことで、
夫や子どもも自然と片付けに参加してくれるように!
「ここでいいよね?」「これはあのBOX?」と 聞かれることが減り、気づけば私自身の負担も少しずつ軽くなっていました。
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“ラベルなし収納”はズボラだけじゃなく家族にもやさしい
一見「テキトーすぎない?」と思われるかもしれませんが、
この方法は「わかりやすさ」「戻しやすさ」重視で考えられています。
ラベル管理が得意な人ならそれでOK。
でも、私のように“見た目より、回せる収納”を大事にしたい人にはぴったりなんです。
ルール3|“全部出してから片付ける”をやめたら、習慣にできた
片付け本や収納術でよく見るアドバイス、 それが「一度すべてを出して、仕分けて、戻す」という方法。
たしかに理屈はわかります。
中身を全部見直して、不用品を手放すには効果的だし、
最初のリセットとしては優秀です。
でもズボラな私にとっては… 正直、ハードルが高すぎました!
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出すだけ出して疲れる → カオスになる
やる気を出してクローゼットや引き出しの中身を全部出してみたら、 そこから先に気力が続かない…。
結局、散らかったまま数日放置。 かえって部屋がぐちゃぐちゃになったことも一度や二度ではありません。
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“ひとつだけ整える”を毎日のルールに
そんな私が実践しているのが、 「全部じゃなく、今目に入った1か所だけ」の片付けです。
・靴下を1枚戻すついでに、引き出しの中を2秒だけ整える ・調味料を取ったときに、棚の中をサッと拭く ・冷蔵庫を開けたときに、1つだけ賞味期限チェック
これなら、時間も気力もほぼゼロでできるし、 積み重なると不思議と空間が整ってきます。
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週1回の“プチ仕切り直し”でゆるくリセット
週末や少し時間のあるときに、
「今日は冷蔵庫の引き出しだけ」「今日は洗面所だけ」と決めて、
一部分をゆるく見直すスタイルにしました。
全部やらなくていい。 全部見直さなくていい。
“とりかかること自体がイヤ”になるのが一番の敵だったと、やっと気づいたんです。
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全部出し→仕分け→ラベリング→戻す…はプロ向け
この方法が向いているのは、
・とにかく短期集中で整えたい人
・一気に断捨離したい人
・時間が取れる人
逆に、毎日の家事・育児・仕事に追われている人には、 「ちょっとずつ整える」やり方のほうが圧倒的に続けやすいと思います。
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やらない収納まとめ:完璧より“できることから”
全部やろうとしない。
全部出さない。
全部分けなくてもいい。
それでも、確実に家は片付いていきます。
「一度全部出すと余計に散らかる」 「途中で飽きて放置してしまう」 そんなタイプの人には、 この“やらない片付け”が本当におすすめです。
ルール4|“高かったけど使ってないもの”は捨てない。でも、しまわない
片付けをしているとつい手がとまってしまうのが、 「これ、ちょっと高かったんだよな…」というアイテムたち。
・おしゃれだけど使いにくかった収納ボックス ・一時期ハマったラベル用アイテム ・サイズが合わなかった収納棚や仕切り板
どれも、使いこなせてない。
でも捨てるには惜しい。
かといって、しまっておくと“収納のための収納”になってしまう…
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捨てるかどうか迷っている時間が、なんとなく気持ちを重たくする
「もったいないから取っておく」 「また使うかも…」
その気持ち、よくわかります。 私も同じように“罪悪感ベースの保管”をたくさんしてきました。
でもその結果、 ・押し入れがパンパンになる ・モノが重なって、使いたいものが取り出せない ・何を持っているか把握できない
こうして“デッドストック”が家の中に増えていくんです。
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解決策は、“見える場所にとりあえず置く”
しまいこまず、あえて「見えるところに置く」ことで、 ・本当に不要かどうかが判断しやすくなる ・意外な活用法が思いつく ・使い道を探すクセがつく
たとえば:
- 合わなかったブックスタンド → 食器棚の仕切りに再利用
- ラベル失敗ボックス → 玄関の宅配受け取りBOXに転用
- 浅すぎた棚板 → 鍵置き場にして壁掛け風に
こうした“再活用のひらめき”は、
見える場所にあるからこそ思いつくんだなと実感しました。
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「使わないけど高かったもの」への新しい向き合い方
捨てなくてもいい。
でも、使いもしないなら「しまわない」。
この考え方は、 ズボラでも手放しに迷っている人にとって、 とてもやさしい選択肢になると思います。
収納グッズを見直すときに、 「活用できるかも」「でも捨てられない」で止まっていたら、 一度“出しておく”という選択肢を持ってみてください。
視界に入ることで、気持ちの整理もつきやすくなりますよ。
ルール5|“空いたスペースを埋める”をやめたら、心に余白ができた
「せっかく収納棚があるんだから、
すき間なくキレイに使い切らなきゃ」
そう思っていませんか?
私も昔は、 「すき間=ムダ」だと思って詰め込んでいたんです。
収納BOXを重ねて、
仕切り板を増やして、
すき間に“ちょうど入る”グッズを探して…。
でも、その結果どうなったかというと――
出しにくい!戻しにくい!何があるかわからない!
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見た目は美しい。でも生活はしづらい
SNSでよく見る「パズルのような収納術」。
もちろん整っていて素敵です。
見た目はとてもきれいな収納でも、私にとっては“暮らしやすさ”とはちょっとずれている気がします。
私は実際に、ぎゅうぎゅうに詰めた引き出しを開けるたびに、
中身が倒れていたり、引っかかったりして、
小さなイライラが積み重なっていた気がします。
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“7割収納”を意識するように変えました
それからは、「詰め込まない」「あえて空けておく」を意識するように。
- 引き出しには3割の空間を残す
- 収納棚は1段あけて「予備スペース」に
- カゴやボックスも余裕を持たせる
この“余白”があることで、 ・モノの出し入れがしやすくなる ・新しいモノを迎え入れる準備ができる ・「どこに入れよう…」がなくなる
なによりも、暮らしの中にゆとりが生まれたんです。
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空間にも、心にも「余白」が必要だった
収納はぎっしり詰めるもの…そう思っていたけれど、
実際は“余白”がある方が、気持ちにも使い勝手にもゆとりが生まれる気がします。
あえて空けておくこと=贅沢 そう思うようになってから、私は収納への考え方がガラッと変わりました。
詰め込まないから探しやすい。
すぐ戻せるから散らからない。
気持ちに余裕があるから、多少の乱れも受け入れられる。
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“ゆるく暮らす収納”を、自分の正解にしてみませんか?
周りと比べなくていい。
美しいラベルや整列されたケースがなくても、
暮らしがラクで、心が軽くなる収納なら、それが正解。
ズボラでも、続けられる収納ルール。
完璧じゃないからこそ、私には合っていた。
あなたの暮らしにも、“あえて詰め込まない”選択を取り入れてみませんか?
おわりに|「やらない収納」で、私の暮らしはラクになった

ここまで読んでくださってありがとうございます。
私は、片付けが苦手です。 きちんと整えるのも、維持するのも、そもそも得意じゃない。
でも昔は、「ちゃんと片付けられない私って、なんでこうなんだろう・・・」とモヤモヤしていました。
収納グッズを買っては挫折し、
ラベルを貼っては意味を忘れ、
一度片付けても、またすぐ元通り…。
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「収納 苦手」「片付け 続かない」と悩むあなたへ
このページにたどり着いたあなたは、きっと検索で
「片付け 続かない」「収納 苦手」「整理整頓できない」
という言葉を入力したのではないでしょうか。
それは、あなたが「変わりたい」「暮らしをよくしたい」と思っている証拠。
でも、変わるために必要なのは、 “完璧を目指すこと”ではなく、“自分に合うやり方を知ること”でした。
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「やらないルール」こそ、ズボラでも続く暮らしの土台
・並べない ・ラベルを貼らない ・全部出さない ・捨てられなくてもいい ・すき間を埋めなくていい
この5つの“やらない収納ルール”が、 ズボラな私の暮らしを、ラクに、優しくしてくれました。
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「できることから」でいい。あなたの正解は、あなたが決めていい。
誰かの収納法が、自分に合うとは限らない。
だから、今のあなたが「ちょっとできそう」と思えたことを、 ひとつだけでも生活に取り入れてみてください。
たとえば、今日は靴下の引き出しを1つ整えるだけ。
ラベルを外して、ざっくりカゴに変えるだけ。
それだけでも、十分“片付けの一歩”になります。
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まとめ|収納は、“がんばらない工夫”でラクになる
片付けは、技術じゃなく習慣。 収納は、見た目じゃなく「戻せる仕組み」。
そして、習慣も仕組みも、自分の性格に合っていないと続きません。
ズボラでも、時間がなくても、子育て中でも。
ちょっと工夫するだけで、暮らしはちゃんと回るようになります。
「やらない」ことを決めたことで、 私は片付けがちょっとだけ好きになれました。
あなたの暮らしにも、無理しない優しいルールが見つかりますように。
また次の記事でお会いしましょう!