
こんにちは。ズボラ主婦まるです。
毎日、掃除に家事に子育てに…気づけば1日が終わっている。そんな日々、送っていませんか?
私はまさにそのタイプで、「やらなきゃ」の気持ちに押しつぶされそうになりながら過ごしていました。
だけどある日、「やらない掃除リスト」を作ってみたら、肩の力がスッとラクになったんです。
今回は、掃除へのプレッシャーをやわらげてくれた「やらない掃除リスト」について、私の実体験を交えてお話しします。
■ はじめに|「ちゃんと掃除しなきゃ」と思いすぎて疲れていませんか?
私たちは、いつの間にか「掃除は毎日やるべき」「やらなければだらしない」ーーそんな思い込みに縛られているのかもしれません。
SNSでは、いつ見てもぴかぴかの部屋、完璧に片付いたキッチン、キレイに並んだ収納棚。
それを見るたび、「私もちゃんとやらなきゃ…」とプレッシャーを感じてしまうこともあります。
でも現実は、掃除が得意じゃなかったり、忙しかったり、体力的にきつかったり。
無理を続けていると、心にも体にも負担がかかってしまいます。
そんな私がたどりついたのが、「やらない掃除を決める」という発想でした。
■ 掃除の負担を感じやすい理由
私が感じていた掃除の負担の原因は大きく分けて3つあります:
- やるべきことが終わらないというプレッシャー
- 他人の暮らしと比べてしまう劣等感
- 家族に掃除の努力が伝わらない虚しさ
「なんで私ばっかり頑張ってるの?」
「誰も気づいてくれない」
「もう全部放棄したい…」
そんなふうに感じたこと、ありませんか?
完璧を目指すあまり、自分を追い込んでいたことに、私はようやく気付きました。
■ 「やらない掃除リスト」を作ろうと思ったきっかけ
ある日、子どもが体調を崩して、看病でバタバタな1週間を過ごしたときのこと。
掃除は後回しで、部屋は散らかり放題。
そんなときに夫から言われた一言が、胸に刺さりました。
「最近、家ちょっと荒れてない?」
その瞬間、「もう無理しない!」と決めました。
だったら私は、”やらない掃除”を決めて、割り切ってしまおう、と。
「できなかった」ではなく、「やらないって決めた」と思えるだけで、すごく気がラクになったんです。
そこで私は、紙とペンを取り出し、こう書き出しました。
【やらない掃除リスト】
- ・窓掃除 → 春と秋の年2回
- ・玄関のたたき → 来客前だけ
- ・ベランダ掃除 → 基本やらない。気が向いたら
- ・照明カバーのほこり取り → 年末の大掃除で
- ・壁の汚れ → 子どもが成長してから考える(笑)
書き出してみると、「いままで、けっこうがんばりすぎてかも・・・」と実感しました。
■ 実際にやってみた「やらない掃除リスト」の中身
「やらない掃除リスト」と聞くと、ちょっと手抜きのように思えるかもしれません。
でも実はこれは、「家事の見える化」と「優先順位の整理」に役立つ方法なんです。
私の掃除リストは、次の3つに分けています。
- 毎日やる掃除(例:リビングのクイックルワイパー、洗面台の水拭き)
- 週1〜2回やればOKな掃除(例:トイレ掃除、ゴミ箱の除菌、排水口の洗浄)
- やらない掃除(=タイミングを決めて行う)
この3が、私の「やらない掃除リスト」です。
以下が、私が決めた“やらない掃除”の具体例です:
- ・窓掃除は年2回の晴れた日にまとめて
- ・照明のカバー掃除は年末だけ
- ・ベランダ掃除は来客があるとき限定
- ・網戸掃除は「花粉が終わったあと」の一回のみ
- ・玄関のたたき掃除は気が向いたときだけ
「今日はやらなくていい」と自分にOKを出せると気持ちがとても軽くなります。
■ 「やらない掃除」を実行して得られたメリット
この方法を取り入れてから、私の中で大きな変化がありました。
それは、掃除に対する罪悪感がぐっと減ったこと。
それまでは、「なんであそこにホコリが…」「今日もできなかった」と、自分を責める日が続いていたのですが、
「私は“やらない”って決めたんだ」と思えることで、気持ちに余裕が生まれました。
その分、本当に大事にしたい時間を取れるようにもなりました。
- ・子どもと一緒におやつを食べる
- ・ソファで一息ついて、ゆっくりコーヒーを飲む
- ・録画していたドラマを観る
以前は「やることが終わったら…」と思っていたことが、今は、無理せず楽しめています。
■ 家族との関係とコミュニケーションの工夫
やらない掃除リストを取り入れて数週間後、夫にこう言われました。
「最近、ベランダちょっと汚れてない?」
前なら、「わかってるよ!忙しいんだから!」とケンカになっていた場面ですが、私は落ち着いてこう言いました。
「うん、そこは“今はやらない”って決めてるんだ」
びっくりした顔をしてましたが、それ以上何も言われませんでした。
もちろん、すべてを放棄するわけではなく、「ここはやらないけど、ここはちゃんとやるよ」と伝えることで、理解も得られやすくなります。
■ どこまでやらない?「やらない掃除」の境界線
「どこまでやらないのがOK?」と悩む方もいるかもしれません。
私が大事にしている基準は、“健康と衛生が保たれる範囲まで”です。
例えば、
- ・浴室のカビ → 定期的な掃除が必要
- ・食べ残しがある場所 → 衛生面から放置NG
- ・ゴミの放置 → 虫・ニオイの原因になる
それ以外の「キレイにしておきたいけど、やらなくても困らない場所」は、思い切って後回しにしてもいいと思っています。
■ “これだけはやる”リストのすすめ
「やらない掃除リスト」を作ると、“自分の中で本当に大事にしたい掃除”が見えてきます。
私の「やる掃除リスト」はこちら:
- ・洗面台の水滴拭き → 毎朝サッと拭く
- ・トイレ掃除 → 週2回
- ・リビングの床 → クイックルで1日1回
- ・冷蔵庫の中 → 月1回で中身チェック
全部やらなくても「ここだけは」があると心が整いやすいです。
■ 私が選んだおすすめ時短掃除グッズ5選

「やらない掃除」を現実的にするには、道具の力も大きいです。
私が実際に使ってよかったグッズはこちら。
- クイックルワイパー(立ったままOK)
→ 立ったままサッと使えてラク。 - 使い捨てお掃除シート
→ トイレや洗面台、シンク回りに便利。 - ロボット掃除機
→ 外出中にお任せできる優秀アイテム。 - メラミンスポンジ
→ 頑固な水アカや茶渋に。洗剤いらず。 - ウェットタイプのモップ
→ 「今日はちょっとだけ掃除した感が欲しい」時に。
これらを上手に取り入れると、“やらない掃除”がより現実的で気持ちよくなるんです。
■ 掃除しなくても片付いて見せるコツ
掃除はしなくても、「片付いて見える」だけで、印象はガラッと変わります。
私の工夫は、次の3つ:
- ・物の“定位置”を作る
- ・床に物を置かない
- ・「とりあえずBOX」を活用する
特に「とりあえずBOX」は、散らかりがちな時期に大活躍。
家族も迷わず使えるので、来客時にも助かっています。
■ やる気が出ない日の気分転換アイデア
どれだけ工夫していても「今日はやる気が出ない…」って日、ありますよね。
そんなときに私が試しているのは、次の3つの気分転換。
- ・好きな音楽を流しながら掃除する
- ・タイマーをかけて“5分だけ”動く
- ・「掃除をしている自分」を想像して妄想で満足する(笑)
動けたらラッキー、動けなければ休んでOK。
無理せず、自分を大事にするのが何よりの基本です。
■ 「やらない掃除リスト」を続けるための3つのコツ
私が意識している3つのコツはこちら:
- 「やらない理由」を自分で納得する
- 家族にもあらかじめ説明しておく
- 出来ない日があっても、自分を責めない
※ただし、衛生面で必要な掃除は忘れずに!
「楽しくサボる」くらいの気持ちで、自分に合った家事ルールを作ってみてください。
■ 結論|掃除は「がんばらない工夫」で続ける
頑張りすぎる掃除は長続きしません。
でも、やらないと気になるーーこのジレンマに向き合って、私は、“ゆるいけどそれなりに見える”掃除ルールに落ち着きました。
「やらない掃除リスト」は、私にとっての知恵袋。
掃除が苦手だった私が、今では気分転換として向き合えるようになりました。
無理せず、でも放置しすぎない。
このバランスこそが、心地よい暮らしへのカギかもしれません。
■ さいごに|完璧じゃなくていい。自分に合った掃除のスタイルを

もし今、「掃除に追われてしんどい」と感じているなら、「やらない掃除リスト」という選択肢を取り入れてみてください。
それは手抜きではなく、暮らしを守るための知恵です。
ズボラ主婦まるは、完璧じゃない日々を一緒に笑って過ごしたい。
今日も頑張りすぎずに、自分らしくいきましょう。