
はじめに|「疲れてても暮らしが止まらない」って、本当はすごく難しい
こんにちは、ズボラ主婦まるです。
突然ですが、あなたは最近「疲れたな…」って思う瞬間、ありませんか?
・夕方になると何もする気が起きない ・ごはんの支度を考えただけでどっと疲れる ・家族には何も伝えてないけど、本当は限界ギリギリ
そんな日々を、私も何度も経験してきました。
でも、主婦って休みにくいですよね。 「私が動かなきゃ誰がやるの?」って思ってしまうから。
洗い物、洗濯、掃除、買い出し、子どもの用事… 1日何回キッチンに立って、何回物を拾って、何回ため息ついてるんだろうって。
かつての私は、
「疲れてても家事をこなすのが“ちゃんとした主婦”」だと思い込んでいました。
でもあるとき、体調を崩したことで、初めてこう思ったんです。
“全部やろうとするから、暮らしが回らなくなるんじゃないか”って。
そこから私は、「暮らしを止めないために、最低限だけやるルール」を作りました。
それは手を抜くことじゃなく、 自分を守るための小さな工夫だったんです。
この記事では、 疲れている日にも使える“最低限ルール”を3つご紹介します。
「全部やるのは無理。でも、何もしないのは不安」 そんなあなたの気持ちが、少しでも軽くなればうれしいです。
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最低限ルール1|食器は洗わない。水に浸けて“あとで洗う”をOKに

夕食後の食器洗いって、地味だけど重たい家事ですよね。
1日の終わりで体もクタクタ。
それでもシンクに山積みになったお皿を見ては、
「これだけは済ませないと寝られない…」と自分を追い込んでいました。
でも、ある日ふと思ったんです。 「これ、明日じゃダメなのかな?」
そこで実験的に、食器をさっと水に浸けるだけにして、 「洗うのは朝でOK」と自分に許可を出してみました。
すると、夜の自分時間が一気にラクに。
食器洗いがなくなっただけで、
寝る前に深呼吸できる余裕が戻ってきたんです。
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朝洗うことで、意外とスムーズに片付く
翌朝の自分って、案外エネルギーが残ってるんですよね。
しかも水に浸けておいた食器はこびりついてないから、 スポンジひと撫ででスルッと落ちる。 力も時間もかからないし、リズムがつかみやすいんです。
私は朝起きたら、湯を沸かすついでに1枚洗う。 トーストが焼ける間に2枚洗う。 そんな感じで“ながら洗い”しています。
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罪悪感はゼロ。むしろ、夜の私を助ける習慣になった
もちろん最初は、 「ちゃんと洗わなきゃダメなんじゃ…」という気持ちがありました。
でも、無理して全部片付けて疲弊している私と、 水に浸けて先送りにしてでも気持ちがラクな私。
どちらが“本当の私に優しい”かは、言うまでもありませんでした。
食器洗い=その日のうちに済ませるべきという思い込みを手放したことで、 暮らしに柔軟性が生まれました。
「今日は水に浸けるだけでいい」 このルールは、今でも毎晩の私を助けてくれています。
最低限ルール2|洗濯は「回すだけ」で合格。干すのは明日でも、午後でもいい

洗濯って、ただ「洗う」だけじゃ終わらない家事ですよね。
- 洗濯機を回す
- 干す
- 取り込む
- 畳む
- しまう
この工程、ぜんぶやろうとしたら30分〜1時間かかります。
私は以前、どんなに遅くなっても洗濯を干さないと気が済まず、 深夜にひとりでベランダに出て、震えながら洗濯物を干していたことも…。
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今は「とりあえず回したらOK」のルールに
今の私のルールは、 夜に洗濯機を回したら、それだけで“今日の洗濯は完了”。
干すのは、翌朝でも、昼でも、午後でもいい。 タイミングは気分次第。
洗濯が終わったら、洗濯カゴにバサッと入れて置いておく。 それだけで「やった感」があるし、 なにより“洗濯を止めずに前進できている”実感があるんです。
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家族にもこの考えをシェアしたら、理解が得られた
夫に「最近洗濯が遅れる日もあるけど、回してはいるんだ」と話したら、 「それでいいよ。むしろ無理しないで」と返ってきました。
それを聞いて、“私が勝手に気負っていた”ことに気づきました。
誰かに迷惑をかけているわけじゃない。
だったら、自分のタイミングでやってもいいんですよね。
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最低限ルール3|夕食は「白ごはん+何か1品」でいい。ちゃんとやらなくても、食卓は回る

「毎日ちゃんと夕ごはんを作らなきゃ」 「品数が少ないと家族がガッカリするかも」
そんな思い込み、ありませんか?
私も以前は、
・メイン+副菜+汁物をそろえる
・彩りも考える
・冷凍食品はできるだけ使わない
そんなルールに自分を縛っていました。
でもある日、スーパーで買ってきた唐揚げと白ごはんだけの夕飯に、 娘が「おいしい〜!ラクしていいよ、ママ」と言ったんです。
その言葉に、思わず涙が出そうになりました。
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料理のプレッシャーがなくなったら、笑顔が増えた
今は、「白ごはん+何か1品」でOKと決めています。
・レトルトカレー ・焼くだけの冷凍ギョーザ ・納豆+野菜スープ ・スーパーのお惣菜+おにぎり
それでも、食卓はちゃんと成り立ちます。
むしろ“ちゃんと食べられた”という安心感が、家族にも伝わっている気がします。
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手作り=愛情ではない。ラクすることも愛情のかたち
「今日もがんばったね」「これで十分」 そう自分に言えるようになったのは、 夕飯のハードルを下げたおかげです。
料理を手抜きすることは、“心の余白”を取り戻すための方法。 その余白があるからこそ、家族にやさしくできたり、笑って過ごせる時間が増えるんです。
おわりに|“全部やらない”は、暮らしを守る知恵だった
昔の私は、 「やらなきゃいけないことは全部やってこそ主婦」 「疲れてても回せてる人が“できる人”」 そんな思い込みに、いつの間にか支配されていました。
でも、家事って毎日のことだからこそ、
完璧を目指すと、あっという間に疲れがたまっていくんですよね。
その積み重ねで、気づけば心も体もすり減って、 自分の機嫌も、家族へのやさしさも保てなくなってしまう。
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「手を抜く」ことは、「暮らしを守る工夫」だった
今の私は、自信をもってこう言えます。
“ちゃんとしない日”があることで、暮らしは回るし、 “やらない日”があるからこそ、次の日また動けるんだと。
これはサボりではなく、知恵。
ラクをすることは、悪いことじゃない。
むしろ、自分を大切にする“選択”なんです。
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暮らしを止めないために、やらないルールを持とう
この記事で紹介した3つの“最低限ルール”、覚えていますか?
- 食器は水につけておくだけでOK
- 洗濯は回すだけで合格
- 夕食は白ごはん+1品で十分
たったこれだけでも、暮らしは回るし、 自分に対して「今日もできた」と思える実感が湧いてきます。
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できなかったことではなく、「やれたこと」に目を向けよう
完璧じゃなくてもいい。
今日たった1つでも、「やった自分」を認めてあげてください。
夜、疲れた体で、 「とりあえず洗濯機を回した」 「ごはんを炊いて、ふりかけをかけた」 それだけで十分すぎるほど立派です。
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誰かのルールではなく、自分に合う“最低限”を見つけて
暮らしの形は人それぞれ。
「やらなきゃ」に縛られず、
あなたの中の“これだけやればOK”ルールを、
今日から少しずつ見つけてみてください。
その工夫が、きっと明日のあなたを助けてくれます。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
また次回も、がんばりすぎない暮らしを一緒に楽しみましょう!