
はじめに|「やらなきゃ」に押しつぶされそうだった私
ズボラ主婦のまるです。
突然ですが、あなたは毎日「やらなきゃ」に追われていませんか?
私の日常は、まさに「やらなきゃ」の連続でした。
- 朝起きたらすぐ、洗濯機を回して
- その間に朝ごはんとお弁当を作って
- 食器を洗い、ゴミをまとめて出して
- 子どもを送り出したら、掃除機をかけて、スーパーへ
一息つく暇もないまま、気づけばもうお昼。
ごはんを食べるのもそこそこに、また洗濯物を干して、夕飯の準備を考えて…。
そんな毎日に、正直、私の心はどんどん摩耗していきました。
できて当たり前、できないと自己嫌悪
家事って、誰にも褒められないし、やった感も薄いですよね。
「毎日やるのが当たり前」「できなかったらサボってる」
そんな無意識のプレッシャーに、私は知らず知らずのうちに苦しくなっていたんです。
しかもSNSを開けば、きれいに整った部屋、手作りのおしゃれランチ、かわいいお弁当…。
「みんなすごいなあ…私なんて…」
完璧な誰かと、自分を比べては落ち込む日々。
限界の朝に、私はプツンと切れた
そんなある朝。
いつも通り、お弁当を作っていた私。
卵焼きを焼きながら、フライパンの焦げを見ていたら、急に胸がいっぱいになって、涙がポロポロこぼれてきたんです。
「もう無理だよ…」
何にそんなに追われていたのか、もう分からないくらい、私は疲れ果てていました。
そのとき心に浮かんだ言葉
涙をぬぐいながら、私はふと思ったんです。
「今日は、何もやらなくてもいいってことにしよう」
たったそれだけのこと。でも、胸の奥がふっと軽くなった気がしました。
それが、私の「やらない日」宣言の始まりでした。
「やらない日」を過ごしてみたら、思ってたより幸せだった

その日、私は決めました。
「もう、今日は何もしないって決めたんだから、開き直ろう」って。
洗濯も掃除も買い物も、一切やめてみた
朝ごはんの片づけもせずに、そのままテーブルに置きっぱなし。
洗濯機の前を通っても、目をそらしてソファにダイブ。
お昼ごはん?家にあったカップ麺をズルズルすすって、あとはチョコをかじりながらYouTube。
掃除機の代わりに、録画していたドラマを3話連続で一気見。
なんなら、久しぶりに昼寝までしてしまいました。
こんなに“何もしない”時間、いつぶりだろう…。
最初は罪悪感もあったけど、途中からなんだか笑えてきました。
夕飯は冷凍餃子と味噌汁だけ
いつもは品数や栄養バランスを気にする私。でもこの日は、「冷凍餃子があるし、味噌汁だけ作ればいいか」と割り切りました。
食卓に出したとき、娘が「今日、餃子!?やったー!」って大喜び。
私は思わず笑いながら言いました。「今日ママ、何にもやってない日なの」
すると娘は一言——
「ママが楽しそうだと、こっちまでうれしくなるよ」
その言葉に、私は本当に救われた気がしました。
“ちゃんとしたママ”じゃなくて、“楽しそうなママ”の方が、娘は好きなんだ。
「やらない日」を取り入れたら、生活が変わった
それから私は、定期的に「やらない日」を取り入れるようになりました。
最初は週に1回。そのうち、天気が悪い日、気分が乗らない日、疲れている日は迷わず“やらない”を選ぶように。
変わったのは、家の中の“空気”
不思議なことに、「やらない日」がある生活の方が、家族が穏やかに過ごせるようになったんです。
- 私がイライラしなくなった
- 娘が自分でお皿を下げるようになった
- 夫も「今日は無理しなくていいよ」と言ってくれるように
以前の私は、「やらなきゃ」に縛られて、余裕がなく、家族にもとげとげしい言葉をぶつけていたんだと思います。
それが、「やらない日」で休むことで、心にゆとりができた。
“やらない”ことが、実は家族のためにもなっていたんです。
「やらない日」をうまく続けるためのコツ
最初は「本当にこれでいいのかな…」と不安でした。
でも、ちょっとした意識で続けやすくなります。まる流のコツを紹介しますね!
1. 事前に「やらない宣言」をする
朝起きたら、「今日はやらない日!」と声に出して言います。
口に出すことで自分に許可が出せるし、家族に伝われば協力も得られやすくなります。
2. やらないことリストを作っておく
やらない日には、“やらないこと”を明確にしておくと、変な罪悪感を感じにくくなります。
- 洗濯は明日
- 掃除は見て見ぬふり
- ごはんは冷凍やレトルトでOK
この“ルール”を決めておくだけで、「これは予定通りだから大丈夫」と安心できます。
3. 小さな楽しみを用意しておく
やらない日の楽しみがあると、より気持ちがラクになります。
- 録りためたドラマを観る
- お気に入りのスイーツを食べる
- 昼寝を1時間する
- 外出しないでパジャマで過ごす
がんばらない時間こそ、自分へのご褒美。「こんな時間もあっていいよね」と思えるようになりました。
「手抜きしてると思われたくない…」と思うあなたへ
「やらない日ってズボラすぎない?」「周りに手抜きって思われたくない…」
そんな風に思う方もいるかもしれません。
でもね、私は声を大にして言いたい。
がんばるために、休むのは大事なこと。
ずっとがんばり続けるなんて、無理です。
ちゃんと力を抜いて、休むから、また動ける。
「自分だけラクしちゃいけない」って思うこともあるかもしれません。
でも、あなたが倒れたら、家族だって困ります。
“自分の機嫌は、自分でとる”って、すごく大事。
他人の目よりも、自分の心の声を大切にしていいんです。
まとめ|ズボラ主婦でも笑ってる方がいい

完璧にやろうとするほど、心も体もしんどくなる。
私は「やらない日」を取り入れてから、本当にそう実感しました。
部屋が散らかっていても、洗濯物が山積みでも、家族が笑っていればそれでいい。
むしろ、「ママが楽しそうにしてる」ことが、家庭に一番いい影響を与えるんだって、娘の一言で気づけました。
がんばる日も必要。
でも、がんばらない日も同じくらい、大切なんです。
だから私は、これからも堂々と言います。
「今日はやらない日!」
ズボラ主婦まるでした。あなたの心がちょっとでも軽くなりますように。